2020年4月6日

86歳、福岡でひとり暮らしの祖母が左手骨折。

コロナに負けじとか、「ばあさんは今を生きる」 の名言を残すなど最近すこぶるポジティブに生活を満喫している様子だったので、そろそろ家の中で転ぶのではないかとまさに母と私で噂していた折だった(代々調子よく張り切った矢先に蹴つまずく家系である)(信じられないほど何もないところで転ぶ家系でもある)。

クリスチャンの祖母にとっては毎週の教会通いも自粛し、家で大人しく聖書を開くばかりか元気にひとりで讃美歌までうたって、ああ最高の日曜日、ちょっと運動もしておこうといつもより少し激しい体操に挑んだ瞬間のことだったという。

この時期に高齢者が病院のお世話になるのも心配だし、いつもなら母なり私なりがすぐにでも都内から駆けつけられるところ、今は万にひとつもウイルスを運んでいくわけにはいかない。利き手でなかったのが不幸中の幸いとは言え、両手で荷物ひとつ運ぶこともできなければ、お風呂も着替えもままならない祖母。考えれば考えるほどわりと深刻な話なのだけれど、あまりにもらしすぎる失敗でちょっと笑えてしまうのが何とも言えず。どうか元気で乗り越えてほしい。

 

ケーキに入れるフルーツを洋酒に漬けようとしたところ、思っていたより酒の残りが少なかった。あれなら少量の水分でもと思い立ち、しばらく眠らせていた真空機を久しぶりに使ってみる。プラムをアマレットに、バナナはラムに。たぶん成功。しっかり空気を抜きさえすれば瓶詰めにするより早くじゅうぶんに漬かるはずでもある。ドライバナナはツイッターでバズっていたのを見てわくわく注文してみたものの、私の口にはいまいち合わなかったやつ。ラムバナナとして起死回生の変身を遂げてくれ。

 

:鶏ひきと春キャベツのレモンクリームパスタ

みじん切りにした玉ねぎと鶏ひき肉をバターで炒める。塩胡椒。ローズマリーを加える。生クリームを注ぎ軽く煮込みながらスライスチーズを溶かす。パスタを茹でる途中で一口大に切った春キャベツを加え、一緒に加熱する。茹で上がったらソースと合わせ、シュレッドチーズも絡める。仕上げにレモンをたっぷり絞る。

 

作りすぎてしまったホイップクリームが余っていたので昼のパスタに使った。ほんのり甘みもついていたけれど気にならない程度。このソースは家族にも好評、春キャベツの緑がきれいでうれしい。あれば途中から柚子胡椒で味変するのも絶対おいしいやつだ。

 

22cmのケーキ、先日のスパイスハニーケーキのスパイスをやや控えめにした生地にアマレットプラムをのせて焼いてみる。焼き上がったらプラムが浸かっていたアマレットを表面に塗る。

 

Flower Noritake フラワーノリタケの花々

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