2020年4月7日

ボディクリームと顔面用の保湿クリームを少なくとも1ヶ月は逆に使っていたことが判明する。どっちも無印の、そっくりのパッケージのやつ。問題ないんかい、と商品というよりは自分の肌に対して思う。問題なかった。なんなら顔はいつもより気持ち調子がよかったくらいだ。小面積に塗るためのものだからか、体に塗ったフェイスクリームはそう言えばやや伸びが悪かったかもしれない。

 

ここ数ヶ月自室の電球を切らしたまま生活していたのだけど、とうとう新しいのを注文した。ホームセンターで買ってこなきゃ、と思っていて、自転車でたった10分くらいのそこに行くのが面倒くさくて、そのためにそれより遥かに面倒を強いられる暮らしを続けていた。昨日ようやく緊急事態宣言の内容が具体的になって、休業要請の対象にホームセンターが含まれているのを見て、電球買いに行けなくなっちゃう(これまで何十の機会をふいにしてきたくせに)と思った瞬間、通販できるじゃん!!と何ヶ月越しの気づきを得たのだ。衝撃だった。このご時世、あらゆるものがネットで買えることは知っていて、その恩恵を日々十分に得てもいるのに、なぜか特定のものに対して(○○に買いに行かなきゃ)と思い込んでしまうことがある。10個下の世代ならそんなことはないのかも。

切れた電球は数週間、調子がいいときは数日休ませておくとなぜか1日2日だけ電気がつく復活タイムが訪れる。ふたたび、みたびと。それもここまで暗闇生活が長引いた要因だ。怠惰の言い訳はいつだってたった1ミリで事足りる。

今日のわたしは一味違うので、なんだかすごく建設的になった気分の勢いそのままに冷蔵庫の野菜室を丸洗いした。

 

母がわたしが生まれてすぐのころ手に入れたらしい料理本『いそがし母さん 夕食らくらくメニュー』を開いてみたら、載っているレシピがらくらくじゃなさすぎて腰が抜けた。今なら「冷凍野菜を活用!帰って5分で!」みたいやつを期待される書名じゃなかろうか。お品書きからして“小あじのから揚げ野菜あん”、“八宝菜”、“カキとたらの変わり煮”…である。いそがし母さんに求めるレベル。

八宝菜の作り方はこうだ。

①下ごしらえする。干ししいたけはもどし、軸をとってそぎ切りに。

ブロッコリーは小房に切ってかために塩ゆでする。にんじんは薄切りにし、うずら卵といっしょにゆでる。うずら卵は殻をむく。

③白菜は一口大のそぎ切りにする。しょうがは薄切りに。

④豚肉は3〜4cm長さに切る。えびは背わたと殻をとる。いかは足とわたをとり、胴を開いて短冊に切る。

……下ごしらえが終わらない!すごい、すごいちゃんとした八宝菜。何も省かない。うずらは水煮を買ってこないしいかは一から捌く。ちなみにこの本、レシピごとにらくらくポイントを書いてくれているのだけど、八宝菜の場合は

材料の下ごしらえをざっと済ませておき、いためる順に並べてスタート。強火で一気に仕上げて。

いそがしかったらむりしないでくれ。じゃがりこにお湯を注いでマッシュポテトを作ってくれ。

 

昼、うどんに揚げもの。

長芋の磯辺揚げ、玉ねぎと小海老のかき揚げ。

 

ナガタユイさんのパン耳プディング二度目。小角に切ったリンゴとレーズンを混ぜ込んでみる。もらってきたパン耳はこれでさんぶんのいちくらいになった。

 

わたしのごちそう365-レシピとよぶほどのものでもない-